医療費の無駄遣い

 

11日に生まれたばかりの次男が19日になぜか母乳を飲まなくなったせいで入院した。

 

21日には標準的な量の人工乳を飲み始めたみたいなので、

そんなに心配はいらないと思うのだが、

医者は原因がわかるまでしばらく入院させてくれるらしい。

 

我々家族としては、

もちろん再発させないためにも原因究明を願ってしまう。

 

血液検査や髄液検査、脳の検査までしてくれているようだが、

東京都は中学校卒業まで医療費は無料なので、今回ももちろん無料である。

 

となると、どこの親でもお金のことを気にせずに医者の言うがまま、

万全を期すべく、治療や検査をお願いするだろう。

 

でも、子供や高齢者にここまで手厚い医療制度というのは

ほんとにいいのだろうか?

 

局地的にみれば貧富の差なく同じ医療サービスを受けることができるのだから

いいのかもしれないが、

国家財政をみると非常に疑問である。

 

大人が30%負担のところを子供は10%というのならまだ理解できるが、

無料というのはよくない。

 

我々医療を受けるほうからしても、

たとえば100万円かかる治療でも無料なら喜んでお願いしてしまうが、

10%負担ならなんとか100万を50万にして自分たちの負担を

10万から5万に減らそうと医者に相談するかもしれない。

 

医者にだって、無料なら医者の言うとおりにするのがわかっていて、

余計な診察、検査をしてお金をもらう人がいても不思議ではない。 

 

つまり、無料と10%でもいいから有料というのは10%以上の差があるのである。

 

 

でも、そもそも日本政府にそんな余裕があるのだろうか?

 

間違いなく政府の財政はこのままだと破綻する。

税収が年間40兆円に満たないのに90兆円ものお金を使い、

850兆円の借金をしているのである。

 

借金の相手の95%が日本国民(年金や銀行のお金も元々は国民の預金)なので

急激に売られたりはしないだろうからすぐに破綻はしないだろうが、

こんな収支がずっと続くわけがないだろう。

 

でも、この850兆円もの借金をどうやったら減らすことができるのだろうか?

少子化はすぐには解消しないのだから税収だって減っていく一方だろう。

 

負債は850兆円あるが、資産だって400兆以上あるのだから資産を売却すればいいのか?

大量に保有している米国債を手放したらアメリカが破綻するだろうから売れるわけがないが、

外国に迷惑をかけないようなものだったら売却していけばいいかもしれない。

でも、外国に迷惑をかけないものなんかそうないんだから効果は限定的だろう。

 

では、90兆の予算を40兆減らして50兆にして、20年かけて減らしていけるのか?

そんなのは到底無理な話だろう。

 

個人的には、非常に馬鹿げた話と笑われるかもしれないが、

急激なインフレを起こすか、

日本国債を持っている国民に泣いてもらうか、

のどちらかしかないと思う。

 

どっちも苦肉の策だろうし、影響は計り知れないだろうが、

米国債を売却してアメリカに戦争を吹っかけられるよりずっとましだろう。

 

 

話は横道にそれてしまったが、

このまま医療費含め、同じ制度でやっていては財政破綻することは明白だ。

 

 

最近は成長戦略が描けていないと株安が止まらず、

今日も旧七帝国大と早慶の学長たちが事業仕分けに物申したりと、

民主党に逆風が吹き始めている。

 

これほどの不況と自民党の負債を引き継ぐ形での政権運営なので気の毒ではあるが、

これから4年間は民主党に期待するしかないのだから

いろいろな批判に負けずに頑張ってほしい。

 

 

このブログ記事について

このページは、稲垣宏行が2009年11月24日 19:23に書いたブログ記事です。

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